iPhone修理救急便 大丸京都店でございます。
今回は基板のご修理についてお話していきます。
日頃使っているiPhoneで突然襲ってくる故障ですが、
ご来店いただいてもすぐ修理できない内容もございます。
店頭で直せるかどうか試してみて、修理不能であれば端末の司令塔である基板の
損傷などが原因の場合があります。
ですが、それをすればこれからも使っていけるのでしょうか?
そのあたりも踏まえてお話していきます。
このブログの目次
1.基板故障、損傷について
2.修理すれば今後も使えるのか?
3.実際の作業受付の流れについて
4.最後に
基板の故障、損傷について
そもそもまったく電源が入らなかったり、画面が真っ暗になってしまったりしてしまうと
携帯を買い替えようにも、データがなくなってしまい大変な損失となります。
お金には代えられないお子様の成長記録やお仕事で使う大事な書類などもすべてバックアップを取っていなければ
なくなってしまいます。
店頭でできることとしては、画面を仮で取り付けてみたり、バッテリーを仮で取り付けたり、
最小構成(起動できる最小の構成)にて起動を試みてみたりしか出来かねてしまいます。
それで治ればその箇所を交換しお返しして今後もとりあえずは使っていただけるかと思いますが、
それでも治らなかった場合は基板の修理が必要です。
例えば電源周りの回路についている指の指紋くらいのサイズのコンデンサの容量や電圧、電流などが不足してしまっていたり
そもそも何かの拍子でショートしてしまって電流が流れなくなってしまったりなどなど様々で
店頭ですぐにはわかりかねてしまいます。
基板修理は特別な機械を用いて損傷個所を確認したりiPhoneX以降ですと二層式の基盤となっており分離させるのに
多くのはんだを溶かす必要があるため、当店の基板修理拠点にお送りさせていただき、一括にてご修理をさせていただいております。
修理すれば今後使えるのか?
基板修理はもともと店頭での修理が不能になってしまった際に最終手段としてするような形でございます。
ですので今後使い続けていくための修理ではなく、データを取り出すための復旧作業となり、
壊れたパーツを取り外し起動できるか、電流電圧が正しく出ているかを試し、問題なければ修理成功となります。
場合によってはパーツ交換もさせていただきますが、あくまでデータを取り出すためになりますので、常用使用するには
厳しい状況下になります。
iPhoneなどの精密機器は基板に無数のコンデンサやチップ部品が実装されており、完全修復は難しく
Appleさんでも本体交換の対応となります。
ですので基本的には基板修理はデータ復旧修理と考えていただければと思います。
実際の作業受付の流れについて
それでは実際、店頭にお持ち込みいただいた際の流れについてお話していきます。
①店頭受付、リスク説明や規約のご確認
ご来店いただき、様々なヒアリング後に基板修理が必要であれば基板修理受付させていただきます。
②基本作業料のお預かり
基板修理に出しても修理できない場合もございます。
その際は作業料金だけ頂戴する形となります。
修理成功の場合にはお預かりした作業料を修理代金より差し引きした金額をお引渡し時にお支払いとなります。
③修理作業開始
1週間から10日ほどで修理をさせていただきまして店頭に端末が戻ってまいりましたら、
お店よりお客様へご連絡させていただき、ご料金や修理の可否をお伝えさせていただきます。
④お引渡し、清算
ご来店いただき、お客様と相互に確認をさせていただきお引き渡しをし、ご料金の精算をさせていただきます。
ご修理不能であった場合はお預かり時に作業料を頂戴いたしておりますので、そのままのお返しとなります。
最後に
今回は基板修理についてお話していきました。
精密機器は壊れるまではかなりハイパフォーマンスで動いてくれたりしますが、
壊れるときは一瞬です。
そうならないためにも日頃からのバックアップの習慣をつけていただけるとよいかと思います。
以上、今日のブログでした。
大丸京都店