iPhone修理救急便 大丸京都店でございます。

今回は梅雨時期ということもありますので、iPhoneと水についてお話していきます。
iPhone6sから実装されている防水機能ですが、果たしてお風呂での使用や
雨の中の使用などは問題ないのでしょうか？

防水だし大丈夫と思っていると水没してしまう危険性もあります。
それについてお話していきましょう。

このブログの目次

1.iPhoneは防水なの？
2.iPhoneの防水性能はどうなの？
3.水没に関するチェック方法
4.最後に

iPhoneは防水なの？

iPhoneは防水といえば防水です。
iPhone7～iPhoneSE2まではIP67性能
iPhoneXS以降はIP68性能に対応しています。

ですがその調査基準は非常に甘かったりします。

iPhoneの防水性能はどうなの？

まずIP67やIP68のことについてご説明していきます。
このIP67や68性能というのは電気機器内への異物の侵入に対する保護の等級として
定められています。


■第一記号について

■第二記号について

こんな感じだそうです。
正直読んでもわからないとは思いますし、書いている本人も理解がしにくいのですが、
大事なのは、このチェック方法にあるのです。

水没に関するチェック方法

上項で防水性能の説明をしましたが、それのチェック方法についてお伝えします。
水没に関するチェックは真水に所定の時間、かつ水深に沈めていく方法となります。

一見きっちり水につけてやっていると思われますが、この"真水"に問題があります。

まず真水とはミネラル分や不純物を取り除いたもので薬局とかで売っている精製水と
同様のものとなります。

実は基板は水で壊れるよりも水に含まれる不純物などによって基板の端子などが腐食してしまい、壊れてしまうことがほとんどなのです。

もちろん水は導通性がありますので、端子同士に水が覆ってしまうとショートしてしまう危険性もございますが、水は乾けば復旧しますが、水より重い不純物は基板内にとどまってしまいます。
そうすると、端子部分やコンデンサ部分を腐食させてしまい導電できなくなってしまって電源が立ち上がらなくなってしまう形となります。

ですので、水没させてしまったら清掃が一番効果的となります。

最後に

今回は水没についてお伝えいたしました。
このブログを見ていただくとわかる通り、iPhoneに水は禁忌といっても過言ではないです。
水没してしまったら、まずは電源を切っていただいて当店にお持ちいただき水没修理をお願いします。

お金には代えられないデータが消えてしまう前に復旧をした方が復旧確率も上がります。

以上今日のブログでした。